overview
概要
当社は現場や業務の中で起こる様々な問題や課題に対し、色々な工夫や課題解決に日頃取り組んだ成果を発表する場として「業務研究発表会」実施しています。ここでは、発表された事例の中から、特に「DX化の推進」に繋がった取り組みをご紹介します。
client
ケーネス
category
- DX推進

KMLデータとネットワーク監視の活用による業務効率化の実現
全国に分散し把握困難だった施設情報を、KMLを使用して地図上に集約・可視化しました。カメラ画像を連携させて現地の状況を確認したり、無線回線のルートと地形を重ねて電波状況を推測するなど、単なる位置把握に留まらない付加価値を追加することで、業務効率の向上とスピーディな現場対応を実現しました。
さらに、サーバー、NW機器、防災機器などの多岐にわたる設備の監視を、ZABBIXを使用してシステム化しました。これまで人に依存していた監視をシステム化することで、監視員の負担軽減と業務の高度化を実現しました。

点検結果シート一括仕分けツールの活用
システムからダウンロードした膨大な量の点検結果シートを、場所・設備毎に作成されたフォルダー内に仕分けるVBAマクロツールを開発しました。本ツールにより、今まで手作業で行なわれていた業務を自動化することができ、業務効率化や作業精度の向上に寄与しました。

定期点検結果総括表作成ツール
今まで手作業で行なわれていた定期点検結果総括表作成業務をVBAマクロを使用して自動化しました。これにより、総括表の作成にかかる時間が大幅に短縮され、生産性が向上しました。また、システム化にすることによりヒューマンエラーの改善および成果物の品質向上に寄与しました。

Outlookをベースにしたスケジュールアプリの開発
Microsoft Graph API を活用し、Android・Windows に対応したスケジュールアプリを開発しました。これにより、Microsoft Outlook のスケジュールを使用する上での操作性や機能面(グループスケジュールの表示上限等)の問題を解決しました。

ローコードツールおよびRPAを活用したアプリケーションの開発
支店内の中堅・若手社員を中心とした複数メンバーのチームによりローコード業務アプリの開発に取り組んでいます。本活動を通じて、「ローコードアプリ開発スキルを持つ人員を育成する、既存業務への問題意識を持ち改善に取り組む姿勢を定着させる。」という目的が達成されています。
「ヒヤリハット登録アプリ」の導入により、従来の手書きによる報告書作成が、スマートフォンで完結できるようになりました。これにより、状況図を手書きする代わりに現場の写真をそのまま登録できるほか、点検現場で気付いたヒヤリハットをその場で報告できるなど、報告書作成作業が大幅に手軽になりました。この手軽さが好評を得ており、結果として、従来に比べてヒヤリハットの登録件数が増加するという成果につながっています。
